結婚指輪を付ける指は右手もあり?

結婚指輪をする指は「右手薬指ではいけないの?」と言うお話ですが、専門の人に聞いても諸説様々で日本においては、1960年代の中頃(昭和40年頃)から 一般に普及し始めて、1980年代には定着し結婚=婚約指輪&結婚指輪を準備するようになりました。

 

日本においては、普及し始めた当初より左手薬指にするのが一般的で理由になる定説は、ローマ時代まで一気にさかのぼります。ローマ時代には、人の心(意思)がまだ心臓にあると思われており、その心臓に最も近く直結している左手の薬指に指輪をはめることで、その「女性の心をしっかりと繋ぎ止める」という意味があり、その目的のために男性から贈られていたようです。

 

合理的な意味合いもしっかりとあって、実際ヒトは、右利きの人が多く左手の薬指を使用しての作業は比較的少ないためもあったのだろうと思われます。

 

また、そういう昔の時代ですから周囲にパートナーの存在を知らしめる象徴が必要だったのだろうと考えられています。ちょっと、現代でも同様の効果があることに思わず頷いてしまいますね。

 

さてローマ時代の左手薬指の話は、この辺りで一旦置いて右手薬指をお話しましょう。

 

日本国内で右手薬指に結婚指輪をしていたら、「なぜ?」と友人・知人などには聞かれるでしょうし、多くの人が色々な思いを巡らせます。結婚指輪の文化は、国内で半世紀ほどの歴史なのですが「左手薬指」に定着しています。

 

でも、右手にしている人もいますし、日本から離れて海外に目を移すと意外にも「右手薬指」が常識である国が多いのです。右手が定説で有名な国ではドイツ・ロシアなど北欧を中心に広がっていますが、フランスやスペインの一部地域やプロテスタントが中心の国などにも右手が定説の場所があるようです。

 

先のローマ時代の話では、カソリック教皇の命によるものもあり、カソリック左側薬指、プロテスタント右側薬指ともいわれますが、古くからカソリックの国として知られる、スペインでは、右手薬指を支持する人も多くいて、実際300年間のスペイン統治の影響からアジア圏内では珍しいカソリック教国の「フィリピン」では、右手薬指が多く見られます。

 

そして、右手には未来を暗示していて相手への願い・思いと言う意味合いがあり、その薬指には、創造性と精神の安定と言う意味があるそうですから、未来へむかう二人の新たなるステップである、家族の創造や家庭の安定をイマジネーションすれば右手薬指も結婚指輪にふさわしい指になります。

 

つまり、これから結婚するお互いの「誓いの証」として身につけるものですから、現代では歴史にとらわれる必要はないでしょう。「右手薬指」も「左手薬指」でも大切なのはしっかりと繋がっているお二人の心です。